パワーアンプA級の特徴
パワーアンプA級の特徴
A級の増幅回路方式を採用したカーオーディオパワーアンプは、高価格帯の製品でしばしばみられます。このクラスのアンプはアイドリング電流が大きく、消費電力の割には出力が小さいですが、常に電流が流れた状態になっていることもあって音の立ち上がりが非常に良くて歪みも少なく、音質が良いのが大きな特徴です。
また、サイズが大型の製品が多いのもこのクラスの製品の特徴としてよく指摘されています。今日ではカーオーディオパワーアンプは小型で省エネルギーの製品が好まれる傾向にありますが、それでもこのクラスのアンプが製造され続けているのは、音質にこだわりを持っていて、B級やD級のアンプでは味わえない高い音質を体感したい人が多いことのあらわれといえるでしょう。
一方、中価格帯以下の製品でもA級の方式が採用されることがありますが、そのほとんどは出力が高くて低音域と大音量に強いB級や、一部にデジタル回路を採用していて電力効率の良いD級との混合になっています。
カーオーディオのパワーアンプにもB級がある
アンプには特性によってA級からD級までのクラスがあり、一見するとA級が最もハイグレードのように思ってしまいがちですが、カーオーディオに限っては特殊な利用環境から室内で使用するのとはまた違った特性が求められています。
アンプの能力を表す規格のひとつであるA級は最も消費電力が高く非効率ですが、その代わり小出力ながらも音源ソースの特性をダイレクトに伝える高品質な音を再現できる特性があります。一方のB級は音源ソースによっては音が歪みやすくなるというデメリットがあるもののA級と比較して電力効率が良くバッテリーやオルタネーターによる発電で動作するカーオーディオに打って付けなだけではなく、高出力に向いた特性を持っています。車内ではエンジン音や周囲の音がある環境で音量を大きめにして大迫力のサウンドを楽しむことも少なくありませんが、省電力と高出力が両立できるB級は多くの自動車用のパワーアンプで採用されています。
◎2023/9/1
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